雨上がりのアスファルト
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待ち合わせ時間より少し早く着いてしまった。思惑がある中で持て余す時間というのはどうしてこんなにも長く感じるのだろうか。それにどうにも落ち着かない。他人が見たら明らかに俺はそわそわしているだろう。そんなかっこ悪い自分に苛立ち始めた時、名前さんが現れた。
『ゴメン、待たせちゃったかな?あ、でも時間ピッタリだね。信長くん張り切ってるねぇ〜』
楽しそうに微笑む名前さんの笑顔に気が緩みそうになる。今日は花柄のワンピースに白いカーディガンを羽織っていて、めちゃくちゃ可愛い。それに何だかいつも以上に髪が艶々していて、思わず触りたいと思ってしまった。いや、今はダメだろ俺!!
『信長くん、私さ行きたい所あるんだけど良いかな?』
「あ、ハイ!行きましょう、行きましょう!」
あ……プラン①が終わった…。可愛い名前さんに見惚れつつ自然な会話に流され、実行するタイミングを逃してしまった。仕方がないが、まだプランは二つある。俺は心の中でそんなことを考えながら名前さんと並んで歩いた。
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