歩き出した日(南 ver.)
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お婆ちゃんと話した日の夜、私は南さんが持ってきてくれた珍しい薬草の事を思い出した。あの日はドタバタしていて、注文された物もろくに確認出来ていなかったんだっけ…。私は袋の中身を確認しつつ、珍しい薬草とやらがどんな物なのか手に取ってみた。
それはミントのような綺麗なグリーンで、爽やかな香りがした。薬草図鑑で調べてみると、リラックスやリフレッシュ効果をもたらす物らしい。煎ってお茶にしてみようかな…。南さん、こういうお茶とか飲むのかな。
あ…私って、南さんの事あんまり知らないんだなぁ…。
ふとそう気付いてしまい、何だか気持ちが沈んでしまった。逆に南さんの方も私の事なんてよく分かっていないだろうに…。
でも、私は両親が居なくなった時からこのお店を守っていくって決めたんだから。南さんとならきっとやっていけるはず…!
そう固く決意し、私は持っている薬草の本を全部取り出して、この薬草についてもっと詳しく調べる事にした。南さんへの想いを伝える方法に辿り着ける気がするから。
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