18:大スベリ
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おまけ
国体合宿で、南の様子が前とは明らかに違うことに気付いた。
何かに縛られているような、あの独特の雰囲気はもうどこにも無かった。そして、何よりもプレイを楽しんでいる。
南に何があったんや、と思ったがそれはすぐに分かった。
今日こうして、南や岸本と大阪代表の選手としてコートに立てることが嬉しい。
ふと、南がシュートを決めると必ず同じ方向に指をさすことに気付いた。
「南、ナイス」
「おう」
「番長ちゃん、今日めっちゃ可愛えな」
「!!おま…」
「次、パス出すで」
僕は南の背中を叩いた。
ホンマに番長ちゃんには頭が上がらんわ。
整列の後、客席で番長ちゃんが拍手しているのを見つけた。
「あ!番長ちゃんや!南、ニヤけんなや!おーい!番長ちゃーん!」
「お!番長、来とったんか!」
「あー、もう!行くで!……ホンマ…お前らとバスケすんの、やっぱ最高やわ」
そう言って、南は僕と岸本の背中を押した。
「3人でこうやって並ぶの、久しぶりやなぁ」
「なんかオレ、泣けてきたわ」
「アホ。まだ2回戦やろが」
番長ちゃん、ホンマにありがとう。
南を頼むで。
続く
国体合宿で、南の様子が前とは明らかに違うことに気付いた。
何かに縛られているような、あの独特の雰囲気はもうどこにも無かった。そして、何よりもプレイを楽しんでいる。
南に何があったんや、と思ったがそれはすぐに分かった。
今日こうして、南や岸本と大阪代表の選手としてコートに立てることが嬉しい。
ふと、南がシュートを決めると必ず同じ方向に指をさすことに気付いた。
「南、ナイス」
「おう」
「番長ちゃん、今日めっちゃ可愛えな」
「!!おま…」
「次、パス出すで」
僕は南の背中を叩いた。
ホンマに番長ちゃんには頭が上がらんわ。
整列の後、客席で番長ちゃんが拍手しているのを見つけた。
「あ!番長ちゃんや!南、ニヤけんなや!おーい!番長ちゃーん!」
「お!番長、来とったんか!」
「あー、もう!行くで!……ホンマ…お前らとバスケすんの、やっぱ最高やわ」
そう言って、南は僕と岸本の背中を押した。
「3人でこうやって並ぶの、久しぶりやなぁ」
「なんかオレ、泣けてきたわ」
「アホ。まだ2回戦やろが」
番長ちゃん、ホンマにありがとう。
南を頼むで。
続く