16:ますます惚れた
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌日
朝、目が覚めて時計を見るとまだ5時だった。いつもならもう一度眠るのだが、愛しい彼氏が眠る姿を見てすっかり起きてしまった。
昨日は南くんの色んな表情を見た。
青ざめた顔
怒りに震えた顔
愛の言葉を囁く顔
全てを曝け出し、私に触れた顔
そして今はこんなにも無防備な顔で私のベッドに寝ている。
色んなことを乗り越えてきた彼の強さを想うと、愛おしくてたまらなくなった。
まだ早いため、私はそっとリビングに降りた。いつもはパンとヨーグルトで済ませるが、今日は時間もある。しっかりめの和食にしよう。
ご飯を炊き、お味噌汁を作りながら魚を焼く。卵焼きをくるくる…作り置きの胡麻和えを小鉢に移す。
毎日こんな朝ごはんは無理だけど、今日はきっと新しいスタートの日になるから、特別だ!
同時進行でお弁当に作り置きのおかずをせっせと詰めていると、後ろからふわりと抱きしめられた。まだ眠いのか、南くんは何も言わない。
『おはよう。もう少し寝てても良かったのに』
「…エロい」
『ん?何て?』
「エプロンして料理しとるの、エロい」
『人妻萌え?』
「嫁萌え」
嫁という言葉が予想外で。照れてしまう。
『…っ…顔洗ってこいや!』
「ブッ…オカンか!」
朝から気持ちの良いツッコミが飛んだ。母さんがいる家ってこんな感じだったのかな…と、何だか少しくすぐったかった。
私たちは向かい合って食卓に着く。
「豪華やなぁ」
『今日はスペシャルやから。色々』
「色々って便利な言葉やな」
『ホンマやな』
お互い笑い合い、心地良いテンポの会話をしながらご飯を食べた。
.
朝、目が覚めて時計を見るとまだ5時だった。いつもならもう一度眠るのだが、愛しい彼氏が眠る姿を見てすっかり起きてしまった。
昨日は南くんの色んな表情を見た。
青ざめた顔
怒りに震えた顔
愛の言葉を囁く顔
全てを曝け出し、私に触れた顔
そして今はこんなにも無防備な顔で私のベッドに寝ている。
色んなことを乗り越えてきた彼の強さを想うと、愛おしくてたまらなくなった。
まだ早いため、私はそっとリビングに降りた。いつもはパンとヨーグルトで済ませるが、今日は時間もある。しっかりめの和食にしよう。
ご飯を炊き、お味噌汁を作りながら魚を焼く。卵焼きをくるくる…作り置きの胡麻和えを小鉢に移す。
毎日こんな朝ごはんは無理だけど、今日はきっと新しいスタートの日になるから、特別だ!
同時進行でお弁当に作り置きのおかずをせっせと詰めていると、後ろからふわりと抱きしめられた。まだ眠いのか、南くんは何も言わない。
『おはよう。もう少し寝てても良かったのに』
「…エロい」
『ん?何て?』
「エプロンして料理しとるの、エロい」
『人妻萌え?』
「嫁萌え」
嫁という言葉が予想外で。照れてしまう。
『…っ…顔洗ってこいや!』
「ブッ…オカンか!」
朝から気持ちの良いツッコミが飛んだ。母さんがいる家ってこんな感じだったのかな…と、何だか少しくすぐったかった。
私たちは向かい合って食卓に着く。
「豪華やなぁ」
『今日はスペシャルやから。色々』
「色々って便利な言葉やな」
『ホンマやな』
お互い笑い合い、心地良いテンポの会話をしながらご飯を食べた。
.