14:父さんと同じニオイ
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そろそろ休憩時間が終わる。
体育館の入り口近くまで戻ると、そこで足を止めた。
「気い付けて帰りや」
南くんは名残惜しそうに、そう言った。〝触りたい〟と思っているのが分かってしまい、思わずプッと吹き出してしまった。
「なっ…何笑ろてんねん!」
『ううん。何もない。明日、何か差し入れするな』
手を振り、帰ろうと歩き出すと横から声がした。
「あ、イチャついとる」
そこにはさっきの〝父さんと同じニオイがする大栄学園の人〟がいた。
「番長ちゃん、お使れー」
『あ、お疲れ様です…(番長ちゃん…?)』
彼はニコニコしながら、私と南くんを見ている。
「何やねん。ジロジロ見んなや」
「南がオモロそうにプレイできてるのは、番長ちゃんのおかげなんやね。良かったなぁ」
彼はニッコリ微笑み、南くんの肩を叩いた。この人はきっと、南くんの鎧が解けたことをプレイを通して気付いているのかもしれない。
本当に良かった。
明日は早起きして、差し入れの準備をしよう。
帰り道、私の足取りは軽かった。
続く
おまけ→
体育館の入り口近くまで戻ると、そこで足を止めた。
「気い付けて帰りや」
南くんは名残惜しそうに、そう言った。〝触りたい〟と思っているのが分かってしまい、思わずプッと吹き出してしまった。
「なっ…何笑ろてんねん!」
『ううん。何もない。明日、何か差し入れするな』
手を振り、帰ろうと歩き出すと横から声がした。
「あ、イチャついとる」
そこにはさっきの〝父さんと同じニオイがする大栄学園の人〟がいた。
「番長ちゃん、お使れー」
『あ、お疲れ様です…(番長ちゃん…?)』
彼はニコニコしながら、私と南くんを見ている。
「何やねん。ジロジロ見んなや」
「南がオモロそうにプレイできてるのは、番長ちゃんのおかげなんやね。良かったなぁ」
彼はニッコリ微笑み、南くんの肩を叩いた。この人はきっと、南くんの鎧が解けたことをプレイを通して気付いているのかもしれない。
本当に良かった。
明日は早起きして、差し入れの準備をしよう。
帰り道、私の足取りは軽かった。
続く
おまけ→