13:ドラマチック再び
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今日は私の家で食卓を囲む。
南くんの家とは少し違うけれど、久しぶりの団らんだ。
父さんは南くんと色々な話をしていた。その中で、南くんの両親の話になった。
「南くんちは共働き?僕、共働きに憧れとってなぁ。一緒に料理とかしたいわ」
「共働きっちゅーか、家で商売してます。少し先の、南龍生堂ていう薬局なんですけど」
南くんがそう言うと、父さんがピクリと反応した。
「…もしかして、お父さんの名前、コウ?」
「はい、昊(コウ)ですけど…」
「えーーーーーっ!」
父さんはイマドキ、現役女子高生の私でもしないような大きなリアクションをした。
父さんの話では、昔勤めていた病院で南くんのお父さんが薬剤師をしていたことがあるらしい。そして実家の薬局を継ぐために退職していったということだった。
父さんに促され、南くんは家に電話をした。確認すると、どうやら父さんの話は本当らしい。
出た…神様のドラマチックなイタズラ。
「せっかくだから家に呼ぼう!」と父さんが言うので、南くんは途中まで迎えに行った。
私は何か追加のおつまみを作ろうと、キッチンに立った。
「なぁ名前、ええ人見つけたなぁ。さすが父さんの子やわ」
父さんは嬉しそうな、寂しそうな、何とも言えない表情をしていた。
『父さん、ありがとう』
そう言うと、父さんは涙ぐんでいた。
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南くんの家とは少し違うけれど、久しぶりの団らんだ。
父さんは南くんと色々な話をしていた。その中で、南くんの両親の話になった。
「南くんちは共働き?僕、共働きに憧れとってなぁ。一緒に料理とかしたいわ」
「共働きっちゅーか、家で商売してます。少し先の、南龍生堂ていう薬局なんですけど」
南くんがそう言うと、父さんがピクリと反応した。
「…もしかして、お父さんの名前、コウ?」
「はい、昊(コウ)ですけど…」
「えーーーーーっ!」
父さんはイマドキ、現役女子高生の私でもしないような大きなリアクションをした。
父さんの話では、昔勤めていた病院で南くんのお父さんが薬剤師をしていたことがあるらしい。そして実家の薬局を継ぐために退職していったということだった。
父さんに促され、南くんは家に電話をした。確認すると、どうやら父さんの話は本当らしい。
出た…神様のドラマチックなイタズラ。
「せっかくだから家に呼ぼう!」と父さんが言うので、南くんは途中まで迎えに行った。
私は何か追加のおつまみを作ろうと、キッチンに立った。
「なぁ名前、ええ人見つけたなぁ。さすが父さんの子やわ」
父さんは嬉しそうな、寂しそうな、何とも言えない表情をしていた。
『父さん、ありがとう』
そう言うと、父さんは涙ぐんでいた。
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