とりあえず父さんと南くんには座って貰い、私はコーヒーを出した。

メロン熊は再びテーブルに置かれた。


『南くん、ごめんなぁ。ベタベタな展開になってもーて…』

「…いや、メロン熊はベタではないやろ」

「お、キミ、なかなか良いツッコミだね。名前、紹介してや」

『同級生の南烈くん』

「初めまして」

「名前の父です。1人にさせて正直心配やったけど、キミがいるんやったら一安心や」


父さんはコーヒーを一口飲み、スッと立ち上がった。


『どっか行くん？』


「好きな人のところ。南くん、ゆっくりしてってな。また戻ったら色々話そうや」


南くんにバッチン★とウインクを決め、父さんはそそくさと出かけて行った。







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