12:ベタ
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面談を終えて、私たちは駅に向かう。
『特待生おめでとう。しかも国体てめっちゃ凄いやん。私も嬉しい』
見上げると、南くんはワクワクしているように見えた。
こんなに嬉しい気持ちで迎えた夏休みは初めてかもしれない。
夏休みか…。
夏休みと言えど、受験生であることに変わりはない。勉強はしなければならない。
でも、言ってみようかな…。
『私、明日から1週間休みやねん。もちろん勉強はするんやけど…その……南くんと過ごしたいなと思っとるんやけど…』
チラリと南くんを見ると、南くんは嬉しそうに微笑んだ。
「オレもそのつもりやった」
南くんはいつでも私より先に考えているんだな、と少し悔しくなった。
「うちに来るか?」と南くんは言ったが、そういつもお邪魔しては…と思った。
『…うちに来おへん?誰もおらんし』
少し照れながら言うと、南くんの顔が赤くなった。今のって漫画やドラマでよく聞くやつやん…と自分の言葉に笑ってしまった。
南くんも笑っていた。
幸せだ。
.
『特待生おめでとう。しかも国体てめっちゃ凄いやん。私も嬉しい』
見上げると、南くんはワクワクしているように見えた。
こんなに嬉しい気持ちで迎えた夏休みは初めてかもしれない。
夏休みか…。
夏休みと言えど、受験生であることに変わりはない。勉強はしなければならない。
でも、言ってみようかな…。
『私、明日から1週間休みやねん。もちろん勉強はするんやけど…その……南くんと過ごしたいなと思っとるんやけど…』
チラリと南くんを見ると、南くんは嬉しそうに微笑んだ。
「オレもそのつもりやった」
南くんはいつでも私より先に考えているんだな、と少し悔しくなった。
「うちに来るか?」と南くんは言ったが、そういつもお邪魔しては…と思った。
『…うちに来おへん?誰もおらんし』
少し照れながら言うと、南くんの顔が赤くなった。今のって漫画やドラマでよく聞くやつやん…と自分の言葉に笑ってしまった。
南くんも笑っていた。
幸せだ。
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