最後までお読み頂き、ありがとうございます。今回このお話を書いた私の思惑を述べていきます。


【書きたかったこと】
・ヒロインは南と同じように「自分はこう在るべき」と己を正当化している子で、お互いに自らを重ね、似ているからこそ理解し合い、惹かれていく

・割と早い段階で恋人になる

・藤真と流川に会いに行き、南が自分の気持ちを伝える

・主人公が南を想い姿を消す心理は南自身も理解できるからこそ、受け入れられた

・ドラマチックの神様（私はいると信じているよ！）




【登場人物のテーマソング】
★ヒロイン
いきものがかり「STAR LIGHT JOURNY」
この曲の歌詞「月が綺麗とかどうでもいい キスを」の部分が大好きです。
男性はロマンチックな雰囲気を作ろうとしがちですが、正直、そんなのどうでも良いから早くしてよ！！と思ってしまう女性の心理…。妙に共感できて、初めてこの曲を聴いた時は衝撃を受けましたw
この曲をテーマにお話を書いてみようというのが、キッカケでした。


★南
〜神奈川に行くまで：スピッツ「空も飛べるはず」
これは夢小説を書き始めた頃から、南が恋をしたらこれをテーマソングにするだろうと思っていました。
歌詞「幼い微熱」「隠したナイフ」「色褪せながら ひび割れながら」「夢を濡らした涙」南っぽい言葉で溢れています。
（スピッツが好きでライブも何度も行ったのですが、空も飛べるはずだけ生で聴いたことがないんです…。同じツアーでも別日のアンコールで演った等で、未だ遭遇することができていません泣。）

主人公失踪〜再会まで：スピッツ「胸に咲いた黄色い花」
歌詞「このまま僕の側にいてずっと もう消えないでね 乾いて枯れかかった僕の胸に」
カラカラになっても、希望という名の小さな花がずっと心の片隅にある。ヒロインへの想いですね。切ないです。

再会〜：V6「Beleve Your Smile」
歌詞「君が描いた未来の中に僕は今映っているの？」「ふたり見上げたあの日の空に君は何を求めてるの？」「ふたり選んだ未来のためにもう少し強くなるから この気持ちはもう変わりはしない 永遠に」ヒロインの受験再挑戦、お店を継ぐ、ヒロインとの未来、どんなドラマチックが待っているのか…そんな希望と不安を表す曲です。
南にも爽やかなエンディングテーマがあっても良いのでは、ということで題材にしました。




【最後に】
原作の南についてはこちらで言及しましたが、やっぱり幸せになって欲しいので、彼を幸せにできる強くて素敵なヒロインちゃんを描きました。

どうかドラマチックの神様、2人を明るい未来に導いて下さい。



ありがとうございました。



2020.6.2 ぱこ
（2020.9.19 加筆完了）