23:故郷の太陽
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仙台駅のバスターミナルに降り、キレイな街並みに圧倒された。駅には地元のバスケットチームを応援する横断幕が掲げられていた。
(南くん、合宿どうやったんかな…。いかんいかん!自分で決めたことやろ!誰も助けてくれへんで!)
そう思いながら、私は観光案内所に向かった。
写真に写っている映画館に行きたいと伝えると、地元では有名な所であり、すぐに分かって貰えた。今はもう閉館しているそうだが、ここから歩いて行ける所にあるそうで、場所を教えて貰った。
父さんは、もう母さんに会えたのかな…と考えながら歩いていると、写真と同じ建物を見つけた。ここで父さんと母さんは笑って過ごしていたんだな…と思うと、何だか不思議な気持ちになった。
建物の近くをぼんやり歩いていると、裏手にある細い路地にかわいいカフェを見つけた。コーヒーが飲みたいと思い、迷わず入った。
北欧テイストの落ち着いた雰囲気のインテリアが、冬の寒さを吹き飛ばした。お昼過ぎだったためか、お客さんは誰もいない。
「いらっしゃいませ」を最後まで言う前に、店員さんは驚いた表情で私を見ている。
次に口にしたのは、母さんの名前だった。
私は思わず『娘です』と答えた。
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(南くん、合宿どうやったんかな…。いかんいかん!自分で決めたことやろ!誰も助けてくれへんで!)
そう思いながら、私は観光案内所に向かった。
写真に写っている映画館に行きたいと伝えると、地元では有名な所であり、すぐに分かって貰えた。今はもう閉館しているそうだが、ここから歩いて行ける所にあるそうで、場所を教えて貰った。
父さんは、もう母さんに会えたのかな…と考えながら歩いていると、写真と同じ建物を見つけた。ここで父さんと母さんは笑って過ごしていたんだな…と思うと、何だか不思議な気持ちになった。
建物の近くをぼんやり歩いていると、裏手にある細い路地にかわいいカフェを見つけた。コーヒーが飲みたいと思い、迷わず入った。
北欧テイストの落ち着いた雰囲気のインテリアが、冬の寒さを吹き飛ばした。お昼過ぎだったためか、お客さんは誰もいない。
「いらっしゃいませ」を最後まで言う前に、店員さんは驚いた表情で私を見ている。
次に口にしたのは、母さんの名前だった。
私は思わず『娘です』と答えた。
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