20:神奈川は狭い
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品川駅で乗り換えて、会場の最寄駅まで向かう。
今回の選抜には、怪我をさせてしまった内の1人がいる翔陽高校が出るらしい。これもまた不思議な運命なのではないか、と考えていると会場に着いていた。そして、着くなりすぐに目についたものがあった。
『あ!あの赤い髪!』
思わず声に出すと、赤い髪の人はブンッ素早くと振り返る。
「あ!あなたはカリメロの奥さん!この天才桜木のことを覚えていてくれたんですね!」
何やら国体の時と印象が違うな、と思っていると南くんが同じチームジャージを着た人にスッと近付いて行った。
「久しぶりやな。ナガレカワ」
あ…この人が…と思い、私は黙り込んだ。
南くんはインターハイでのことを謝り、またいつか勝負したいということを伝えた。
「…次も負けねー」
彼は一言だけそう言った。
「お前やったら、なれるわ。高校NO.1プレイヤー」
その時の彼の眼差しに強い意志を感じた。この人は本物だな、と思った。
私は南くんの後ろからぺこりと頭を下げると、彼は気付いたようで会釈してくれた。
「あー、この人はな…」
「奥さんでしょ?もう皆知ってる。有名な話」
(そ、そうなんや…)
「始まるぜ」
一言残し、彼は会場に入って行った。赤い髪の人も「キツネー!」と言いながら行ってしまった。
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今回の選抜には、怪我をさせてしまった内の1人がいる翔陽高校が出るらしい。これもまた不思議な運命なのではないか、と考えていると会場に着いていた。そして、着くなりすぐに目についたものがあった。
『あ!あの赤い髪!』
思わず声に出すと、赤い髪の人はブンッ素早くと振り返る。
「あ!あなたはカリメロの奥さん!この天才桜木のことを覚えていてくれたんですね!」
何やら国体の時と印象が違うな、と思っていると南くんが同じチームジャージを着た人にスッと近付いて行った。
「久しぶりやな。ナガレカワ」
あ…この人が…と思い、私は黙り込んだ。
南くんはインターハイでのことを謝り、またいつか勝負したいということを伝えた。
「…次も負けねー」
彼は一言だけそう言った。
「お前やったら、なれるわ。高校NO.1プレイヤー」
その時の彼の眼差しに強い意志を感じた。この人は本物だな、と思った。
私は南くんの後ろからぺこりと頭を下げると、彼は気付いたようで会釈してくれた。
「あー、この人はな…」
「奥さんでしょ?もう皆知ってる。有名な話」
(そ、そうなんや…)
「始まるぜ」
一言残し、彼は会場に入って行った。赤い髪の人も「キツネー!」と言いながら行ってしまった。
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