19:モヤモヤ
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いよいよ、試験の日がやってきた。
私は、この日のために毎日頑張ってきた。少し緊張したけれど、朝一番に南くんから電話を貰って落ち着けた。
学力試験は、準備してきたことを全て出し切ることができた。引っ掛け問題だと気付けるくらいの余裕もあった。
面接試験では、自分の考えを伝えることができた。無難な内容ではあるが、答えることができたと思う。
最後に結果発表の日や、注意事項の説明があり、試験は終わった。
外に出て、試験が終わったことを南くんに報告しようと携帯を取り出すと、後ろから声をかけられた。振り返ると、面接官をしていた人が立っていた。
「もしかして、名字さんのお父さんて…」
この先生は私の受験書類を見て、父さんの娘だと気付いたらしい。
父さんと同じ大学出身で、医学部でも異質なキャラだった父さんをよく覚えている、と言っていた。
その言葉の節々から、どこか父さんをマイナスに見ているような印象を持った。結果に影響が無いことを願い、私は家に帰った。
明日は南くんの試験がある。
どうか合格できますように。
2人で合格を勝ち取り、早く南くんのモヤモヤを解消できますように…。
そう願うばかりだった。
続く
私は、この日のために毎日頑張ってきた。少し緊張したけれど、朝一番に南くんから電話を貰って落ち着けた。
学力試験は、準備してきたことを全て出し切ることができた。引っ掛け問題だと気付けるくらいの余裕もあった。
面接試験では、自分の考えを伝えることができた。無難な内容ではあるが、答えることができたと思う。
最後に結果発表の日や、注意事項の説明があり、試験は終わった。
外に出て、試験が終わったことを南くんに報告しようと携帯を取り出すと、後ろから声をかけられた。振り返ると、面接官をしていた人が立っていた。
「もしかして、名字さんのお父さんて…」
この先生は私の受験書類を見て、父さんの娘だと気付いたらしい。
父さんと同じ大学出身で、医学部でも異質なキャラだった父さんをよく覚えている、と言っていた。
その言葉の節々から、どこか父さんをマイナスに見ているような印象を持った。結果に影響が無いことを願い、私は家に帰った。
明日は南くんの試験がある。
どうか合格できますように。
2人で合格を勝ち取り、早く南くんのモヤモヤを解消できますように…。
そう願うばかりだった。
続く