なかなか悪くない日々
NAME CHANGE
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「なぁ、それって俺のこと?」
そう聞くと名字はそのまま少し黙っていたが、小さく『…うん』と言った。
「何を一生懸命調べてるかと思ったら、そんな事かよ」
そう言うと、名字は急に起き上がり、めちゃくちゃ俺を睨みつけた。
『〝そんな事〟で悪かったね!私にとっては一大事だったの!!』
「バーカ。ちゃんと話せてるじゃんかよ」
揶揄うように笑えばさっきまで怒っていた名字の顔がみるみる赤くなっていく。何だよ、可愛いじゃんか。
「じゃあもう今から調べるの無しな」
『えっ…』
「名字の事知りたくなったから、もっと話そうぜ」
名字は茹で蛸みたいに真っ赤で口をパクパクさせていた。こういうリアクションをする奴もいたかもしれないが、名字がやると新鮮に見えた。
バスケ以外にも夢中になれる事が見つかったかもしれない。
なかなか悪くない日々を、君と。
おわり
おまけ→