なかなか悪くない日々
NAME CHANGE
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そんな日々が暫く続いたある日、その瞬間は突然訪れた。
休み時間に進路指導の先生が名字の所に来て、提出物がどうのこうの言っていた。その時、名字はスマホを机に置いたのだ。画面をロックせずに。
名字は先生の方を見ている。これはチャンスだ。俺は気付かれないようにそっとスマホの画面を覗いた。そして、その画面を見て俺は一瞬思考が停止する。
好きな人と隣の席になった どうする 上手く話せない
そう検索している画面だった。
先生がいなくなると名字はスマホを置きっぱなしにした事に気が付いたのか、慌てて手に取り俺の方を見た。意識はしていなかったが、たぶん俺は動揺を隠せていなかったのだろう。名字は焦りながら珍しく俺に話しかける。
『…もしかして、見た?』
「……好きなひ『わぁぁぁぁ!!』
突然の大声に周りにいる奴らが不思議そうにこっちを見ていた。名字は真っ赤になって机に突っ伏している。
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