愛おしきチグハグ
NAME CHANGE
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『……する?』
な、何を…?
…勉強やんな?
「お、おう!しよか!!」
意気込んでそう言うと、名前は俺の肩にもたれ掛かって来た。
ん…?あれ…?
「そ、そない引っ付いたら勉強しにくいやろがい…」
『うえっ…?!あ!!そっち?!』
名前は勢い良く離れ、顔を真っ赤にして焦っている。もしかして、その気だった…?
「何やねんソレ。可愛すぎんねんけど…。ほなお望み通り、名前がしたい方のんしよか」
そのままそっと床に押し倒すと名前は驚いたようにした後、アハハハハと声を出して大笑いした。
「な、何笑てんねん…!」
『私がしたかったのって、キスだったんだよ〜。全っ然噛み合ってねぇ〜!!』
は…?キス…?うわ…やってもーた…!恥ず…!!
『実理、真っ赤〜』
「うっさい」
『じゃあさ、勉強もキスもエッチも全部やろっか。最初はどれからする?』
「…可愛すぎじゃボケ」
その後、貪るように求め合い、結局ロクに勉強出来なかったのは言うまでも無い。
これは名前には言えないが、明るい内からするのは、正直めっちゃ興奮した。
チグハグで噛み合わないからこそ、愛おしいのかもしれない。
疲れて眠る名前の寝顔を見ながら、そんな事を感じた。
ちなみに、これも本人には言わへんけどな。
俺が分かっていれば、それでええんや。
おわり
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