彼女が可愛すぎてツライ
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そこから視線は唇、首筋、胸元、腰、太もも、脚、つま先へと流れるように向けていく。
ダメだ……何でもだなんてとんでもねぇプレゼントだよ…!
んで、こんな時に身体を上から下まで見ちゃう俺ってどうよ…。男ってホント馬鹿だよな…。
でもせっかく名前ちゃんが一生懸命考えてくれたんだし…全力で受け取らなきゃだよな…。
「じゃ、じゃあさ…」
『うん?』
「ずっと俺の隣りにいてよ。告白した時も言ったけどさ、俺本当に名前ちゃんの事、大切にする。それでどうかな…」
俺がそう言うと、名前ちゃんはキョトンとした顔で動かなくなった。え、何その顔…可愛いっ…。
「名前ちゃん?」
『あ…ご、ごめん。なんか意外だったからさ…』
「意外?」
『キ、キスさせてとか…そんな風なのかなって思ったから…っ…』
俺たちはまだキスをした事がなかった。手を繋ぐのにようやく慣れてきたばかりで、それは順を追って…と思っていたのだが…。
え、もしかして名前ちゃん、少し期待してた…とか?
待って待って…可愛すぎる……!ていうかそれってキスしてもOKって事だよな…?男の俺がしっかりしなきゃだろ!うわ最悪…かっこ悪ぃ…。
「…しても良いの?」
『…っ……うん』
「じゃ、目閉じて?」
名前ちゃんはギュッと目を閉じた。身体を強張らせカチンコチンになっていた。ハァ…ホント可愛すぎてヤバい…。
俺は優しく肩を掴み、ゆっくりと近付いてそっと唇を重ねた。うわ…柔らけぇ……。
そして唇を離すと、名前ちゃんがいきなりギュッとしがみ付いてきた。
「うわっ…!ど、どうしたの…?」
『…っ…ちょっと今は…顔を直視出来なさそうっ……』
横目で見ると耳まで真っ赤なのが分かった。もしかして初めてだったかな…?
『宮城くんのお願い、ちゃんと聞くからねっ!だからこれからも宜しくお願いします!!』
「…っ……あーっ!もうっ!何でそんなに可愛いんだよっ…!!」
俺は名前ちゃんを胸から離し、手で顎を上げてまたキスをした。今度はさっきよりも長く。
ゆっくり離れると、見たこともないくらい真っ赤な名前ちゃんが口をパクパクさせていた。
もう…本当に……!
「名前ちゃんさ、可愛すぎるんだけど…。俺どーにかなっちないそうだよ」
今年の誕生日プレゼントは凄い物を貰ってしまった。
一生大切にするからね。
ありがとう、名前ちゃん。
おわり
あとがき→