ゴールデンウィークの不思議
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連休最終日という事もあってか、あまり人は多く無かった。ついでに何か面白そうな本は無いかとウロウロしていると後ろから「おい」と声を掛けられた。振り向くとそこには意外な顔があった。
『藤真!偶然だねぇ』
クラスメイトの藤真は何の縁があるのか無いのかは分からないが、三年間同じクラスになった。バスケ部の監督兼キャプテンを務めていて、この界隈ではちょっとした有名人になる程の容姿の持ち主だ。いつも知らない女の子たちに付き纏われてウンザリしている藤真を知っているからこそ、普通に接するようにしている。
『部活帰り?』
「ああ。今日は午前で終わりだ」
『もしかして休み中、ずっと部活だったの?』
「当たり前だろ。インターハイ前の貴重な時間なんだぞ」
他の事ではあまり見られないが、藤真はバスケの事となると表情をコロコロと変えて話す。こんなに普通の男子高校生なのになぁ…と思うと何だか急に可哀想な気持ちになってきた。
「名字は何してたんだよ」
『え…まぁ…色々…かな!』
本当は撮り貯めたドラマを観たり、漫画を読んだりしていただけだったが、部活に打ち込む藤真にそんな事を言うのが申し訳無くて、何となくぼやかしてしまった。
「色々って何だよ」
『え…色々は色々だよ!華の女子高生らしく過ごした!』
「…彼氏、とか?」
『えっ…』
予想外の言葉につい返事を詰まらせてしまった。まさか藤真から恋愛系の話題が出されるとは思っていなかったからだ。
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