受験生のゴールデンウィークの過ごし方
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『何よコレ…全部合ってるやん…』
「教え方が上手いから…やん?」
『まだ何一つ教えてへんねんけど…』
土屋は親を通して名前に勉強を教えて欲しい、留学の話を聞きたいと持ち掛けたのだった。名前の親からすれば自慢の娘が頼られていて誇らしいだろうし、土屋の親は息子が将来について考えているんだと安心出来る。そして何より、二人だけで話す為のド正当なキッカケであり、異論を言う者はいないだろう、という所まで読んでの事だった。
『じゃあ、留学について聞きたいっていうのは…?』
「僕デリケートやし、水とか食べ物合わへん気ぃするし?」
キャピッと笑う土屋とは対照的に、名前はヒクヒクと苦笑いしている。
『ほな何やねん!冷やかしやったら帰らして貰うわ!』
名前が怒ってドアの方に向かおうとすると、土屋に腕を掴まれた。またしても意味不明な行動に苛立ちは増して行く。
「ゴメンって。ホンマは久しぶりにゆっくり名前と話したかっただけやねん」
少し寂しそうに笑う土屋を見て、名前の怒りはおさまっていった。
昔から土屋はこうして寂しそうに微笑みながら、甘えるように何かをねだる事があった。そしてそれは本当に大事な時だけしかしない事も知っている。
『…ほな、最初からそう言ったらええやん』
「そう言ったら、名前は会ってくれへんかったやろ…?」
『……何でそう思うの?』
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