南さんちの子どもの日
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熱が籠った部屋の窓を開けると、五月晴れの爽やかな風が吹き抜けていった。二人は何も身に付けず、ベッドの上に倒れ込んでいた。
『私、結婚して長いけど、精子が出る音初めて聞いたかもしれん。それにこんなに粘い精液も初めて見たかもしれん』
名前は掻き出した精子を指で伸ばしながら、マジマジと眺めている。
「そんなん見んでええ。汚いやろ」
『人の身体に出しといて汚いは無いやろ〜。なかなか出て来おへんなぁ……んっ…』
指で描き出しながらつい感じてしまい、声が漏れる。当然南は気付いていて、そのまま後ろに回り込んだ。
「お前…エロ過ぎやわ」
『だ、だって…仕方ないやん…』
耳まで赤くなりながら話す名前が愛おし過ぎて、南はその耳をパクッと咥えた。
「こんな歳になってもこない元気ってどーゆー事やねん」
『ちょっ……ゴメンって…あっ…耳はアカンって…』
甘い声を出し始める名前の背中に何か熱いモノが当たる。それが何なのかはすぐに分かってしまう。
「いや…元気なのは俺の方やねんけど…」
『ブッ…アハハハハ……!』
そのまま二回戦が始まったのは言うまでも無く、結局夕方まで二人は重なり合っていた。
南さんちの子どもの日は、こうして二人の愛を深められる大切でハッピーな祝日なのであった。
おわり
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