連休中だけの魔法
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いつもの朝、いつもの道、いつもの景色。
世間はゴールデンウィークだと言うのに、俺は今日もチームジャージを着て学校の体育館に向かっていた。
別に部活に行くのが嫌な訳では無い。
俺が遅れて行って、監督にガミガミ怒られ、その後越野からブーイングを浴び、彦一が仲裁に入る。でも、バスケが始まってしまえばそんなのどうでも良くなってしまう。
それでも何となく単調な日々に少し物足りなさを感じていた。いっそ、湘北や海南と練習試合でも組んでくれれば良いのに。そう思いながら体育館のドアを開けると、皆が監督に集められていた。
「コラ!仙道!早く集合しろ!」
「どうしたんですか?いつもなら走ってる時間なのに」
「連休最終日に練習試合すんだってよ。翔陽と。その話の途中だっつーの!」
話を中断された事にムッとしたのか、越野は怖い目で俺を睨みながら言った。
「へぇ…当たった…いや、翔陽とは考えて無かったな…」
「仙道!何をブツブツ言っとるか!私語は慎め!!」
また監督がガミガミ怒っていて、彦一がヒーヒー言いながら仲裁に入っていた。
さっき俺が何となく考えてた事が、実現してしまった。相手は翔陽だったけど…。面白え偶然ってあるんだなぁ、とこの時はその程度に思っていた。
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