彼と私の、連休の過ごし方
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試合が終わり、キャンパスの中にあるベンチで待つように言われているため、私は座っていた。目の前を歩く綺麗な子は、コーラルピンクのカットソーが良く似合っている。細くて長い脚をこれでもかというくらい見せていて、怖いものなんて何も無いという顔で歩いている。緩く巻いた髪をふわふわと揺らしながら、誰かを見つけたのかヒラヒラと手を振っていた。
その視線の先にいたのは、実理だった。
「みのりん、お疲れ!試合観たよ!かっこ良かったぁ〜。今日でまたファン増えたんじゃない?」
「そうやろ、そうやろ。もっと言うてや」
「あれ、今日は一人なの?いつも部活の皆と一緒なのに」
「あー、今日、彼女来てんねん」
「えーっ!噂の年上彼女?!嘘ーっ!紹介してよーっ!」
少し離れた私に二人の会話は丸聞こえで、しかもよりによってあんな可愛い子が知り合いで、紹介するって…。
せめてもう少し、お洒落して来るんだったな…。
そんな事を考えていると、私に気付いた実理が大きな声で名前を呼んだ。
「おーい!名前!」
大きな手をブンブンと振りながらこっちに向かって来ている。当然、あの可愛い女の子も一緒だ。私は精一杯の笑顔で小さく手を振った。
『試合お疲れ様』
「どうやった?久々の俺の勇姿は!」
『ハイハイ。かっこ良かったで』
「何やそのテキトーな感想は!あ、せや。コイツ、同じ学科の奴で、名前が来とる言うたら紹介せえ言うねん」
その子は実理の後ろからピョコッと飛び出してきて、ペコリとお辞儀をした。
「初めまして!伊藤と申します。いつもみのりんから彼女さんの事、惚気られてます〜」
「ちょっ…!お前、要らん事言うなや!」
「えー、だって本当の事じゃーん」
こうして二人が並んでやりとりをしているのを見ると、何だか凄くお似合いに見えた。大学生カップル、って感じがしっくりくる。
『いつも実理がお世話になってます。仲良うしてくれて、おおきに』
精一杯笑顔を作ったけれど、きっと物凄くぎこちなかっただろう。大人なのに余裕無いなぁ、私って…。
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