03:Joie
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ハァッ…ハァ……ッ……何…これぇ……』
「…お前、イった事無かったんか?」
そうか。これが〝イく〟というやつなのか。
夫しか知らないし、夫でイく事は今まで無かった。私と夫がするセックスは愛を深めるというより、夫の欲望を満たす為の行為だ。
でも今は、烈に愛されている実感で満ち溢れている。まだ前戯だというのに。
初めての絶頂に震える身体を烈が包み込む。
「名前の〝初めて〟、俺が貰えるなんてな…」
烈は切なそうにそう言った。
次の言葉を交わす代わりに唇を重ね、舌を絡めれば烈の熱を帯びた部分が、まだ余韻を残す下半身に充てがわれる。
擦れてクチュクチュと音を立て、今にも飲み込んでしまいそうになる。
早く、欲しい。
烈の熱で溶けてしまいたい。
『私の〝初めての恋〟は烈やもん…』
そう言うと烈は動きを止め、私の目を見つめた。
瞳が綺麗で、吸い込まれてしまいそうになる。
「名前……好きや」
甘くて消えてしまいそうな烈の声が響いて、私たちは一つになった。
求め合う悦びに溺れてゆく。
もっと強く抱きしめて。
ずっとこのまま、終わりの来ない二人の世界にいたいから。
続く