Premier Ami
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その日、私の足取りは軽かった。
なぜなら、念願の海南大附属高校の制服を買いに行くからだ。
憧れだった学校に入学出来る喜びと、自分だけの制服という特別な感じがテンションを上げまくっていた。
店に着くと、色々なサイズの制服がズラリと並んでいて店員さんが良さそうな物を選んでくれた。ブレザーを羽織ってみると、何だか物凄く違和感があって〝着させられている〟感じがした。
「もう1サイズ小さくても良いかもしれないですね。お持ちしますね」
『えっ…あ……はいっ!』
店員さんが売り場の方に戻っている間、私は試着室から出た所にある大きな鏡で全身を確認した。
確かに少し大きくてカッコ悪い。特に胸の辺りがスカスカで、貧相な身体に嫌気がさす。しかしまだまだ成長しないとは断言出来ない。これからどんどん女らしい身体付きになっていくだろうし、胸だって少しくらい…!
あ、胸が大きくなったら、ブレザーが小さいサイズだとマズいんじゃ…?
真剣にそう考えていると、プッと吹き出して笑う声が何処からか聞こえた。
辺りを見回すと、奥の試着室からスラリと身長の高い男子が出てきた。その腕には海南の制服が掛けられていた。
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