ラスト制服キッス
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掃除を終え、店の中に入ると今は夫になった南がいる。自分を見つめる優しい眼差しは、あの頃とちっとも変わっていない。何だか妙に愛おしくなり、名前は南の方に近付いていった。
『烈』
「あ?何や?」
『呼んでみただけ』
「はぁ?何やそれ。またアホな事考えとったやろ」
南の大きな手が名前の頭に乗せられ、優しく撫でられる。
『ふふっ…好きやで、烈』
お互いすっかり呼び慣れ、呼ばれ慣れてしまっているが、この気持ちはあの頃と少しも変わっていない。
それは、これからもずっと。
卒業式の日は、二人の新しい一歩が踏み出された大切なラスト制服キッスの日だった。それを思い出したかのように、南からのキスの嵐が止まらなかったのは言うまでもない。
おわり
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