ラスト制服キッス
NAME CHANGE
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きっと今自分が考えている事は、おおよそ南にバレているのだろう…と思いながら何も言えずにいると、南が声を出した。
「……そろそろ〝南〟やなくてもええんちゃうか…って考えとってん」
『え…?』
南じゃなくても良い…?
改名するって事…?
名前には南の言いたい事がよく分からず、暫く黙ってしまった。そこにまたしても南の手が伸びてきて、頬をむにむにと摘まれる。
「まーたアホな事考えよる。たぶんお前の考えてる意味とちゃうわ」
『そ、そうなん…?』
南はそのまま名前の頬を優しく撫でる。
「〝名前〟って呼んでもええかっちゅー事や」
優しく囁くような南の声が名前の鼓膜を揺らす。聞いた事も無いような甘い声と表情で、初めて下の名前で呼ばれた事に胸は高鳴る。
『ええに決まっとるやん』
そう言うと、南の顔がゆっくりと近付いてきて、応えるように少しだけ背伸びをした。
ゆっくりと唇が離れると、南は名前を抱き寄せた。名前もしがみ付くように南の背中に腕を回す。
『ラスト制服キッスやね』
「言い方がおばはんぽいな」
『ふふっ…好きやで、烈』
さり気なく名前も南を下の名前で呼んでみる。すると南の心臓がドクドクと音を速めるのが分かった。
「悪い。やっぱさっきのラストちゃうかったわ」
『えっ…ちょ…つよ……んっ……』
その後、日が暮れるまで南のキスの嵐は止まらなかった。本当のラストは名前を家まで送り届けた時になったのだった。
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