ラスト制服キッス
NAME CHANGE
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二人の上履きを名前の自転車の籠に入れ、並んで歩く。決して擦り合わせてなどいないのに、あの河原で二人の脚はピタリと止まった。
『夏のあの日が懐かしいな。もうずーっと前な気がするけど、まだ半年ちょいやねんなぁ』
「そうか?俺はあっちゅー間やったかも。メマグルシイってやつやな」
二人の髪を春風が撫でる。
『去年の春には考えられんかったな。私と南がこんな風になるやなんて』
少し恥ずかしくなり、俯きがちに話した名前だが、南の反応が無かったため思わず顔を上げる。
『えっ…も、もしかして、南はこうなるって分かっとったん…?』
「アホか。んな訳あるかい」
『いや、何も言わへんからさぁ〜』
「悪い、別の事考えとった」
名前は、えぇぇぇ…と心の中で思いながらも、もしかして南烈という男は天然なのか…?と考えてみる。今までは付き合いたてだったため全力でカバーしていたが、卒業を機に素の自分を曝け出そうって魂胆か…?恋人としてはかなり嬉しい事だが、果たして天然の南烈と上手く折り合いをつけていけるのだろうか…。自分も友だちによく天然っぽいと言われる事もある。天然×天然は相乗する物なのだろうか…。
という風に悶々と考え込んでいると、南が名前の頬をむにっと摘んだ。
『うぁぁぁ』
「何やその反応。今アホな事考えとったやろ」
『えっ…いや!アホな事ではないっ!と思う…』
「自信無いんかい」
ハハッと眉を下げて笑う南を見て、名前の胸はキュンとハートが飛び出してくる。
『じ、自分やってさっき変な事考えとったんちゃうの?』
自分ばかりときめくのが悔しくて、少し強い口調で言う名前だったが、南が急に頬を染めて目線を外すものだから、またしてもハートがドバドバと飛び出してしまう。
(な、何やのその表情…反則一発退場モンやん…!)
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