色ヅク夜
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彼氏の淳に、この日はどうしても会いたいから休みを取って欲しいと年末あたりに言われた日になった。
月曜日でも金曜日でも無い、週のど真ん中の水曜日。
記念日でも誕生日でもない。
一体何をするのか検討もつかず、私は待ち合わせ場所に立っていた。
そもそも一緒に住んでいるのに何故わざわざ待ち合わせる必要があるのかと聞くと、「マンネリ化防止対策委員会で推奨されてんねん」と言っていた。どんな委員会なの、それ…。
そう考えていると、ネイビーのSUVタイプの車がやって来て、中から淳が登場した。
「お待たせ、お姫様。さあさあ、お乗り下さい」
『えっ、この車どうしたの?!』
「マンボのメンバーから借りてん」
『は?マンボ…?もしかしてこの前言ってたマンネリ化防止対策委員会のこと…?』
「そうそう!よう分かったねぇ。さっすが僕のぱこ♪」
淳はご機嫌なようで、車のドアの開け閉めまでしてくれた。嬉しい反面、一体今日は何があるというのだろう、と一歩引いてしまう自分もいるのだった。
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