一番大事な事
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それから夕飯の時間になり、全員が食卓についた所で名前が話を切り出した。
『ほな夕飯の前に一つお話があります。ほら、自分で言うてみ?』
名前は優しく長男を促した。南は珍しそうに見つめる。
「あの…お父ちゃん……バスケット教えて欲しいねん」
長男が言うと南は驚いていたものの、すぐに表情が明るくなったのが分かった。そして長男の頭に手を乗せ、ポンポンと撫でた。
「おし。今度休みの時、公園行こか」
「ホンマに?僕にも出来る?!」
「当たり前や。お前は俺の息子やからな」
どうやら南にとってもこの事は凄く嬉しかったようで、その後暫く長男にバスケの話をしていた。そんな楽しそうな二人を見ていると、名前は幸せな気持ちになった。
後日、公園にはボールの弾む音と、二人の笑い声が響いた。
「バスケで一番大事な事は何やと思う?」
「んー……分からへん」
長男は不思議そうに南を見上げる。南はフッと笑い、しゃがんで長男と目線を合わせた。
「楽しいっちゅー気持ちや」
目を細めてそう話す南の表情は、あの頃のままだった。
父から息子へと受け継がれてゆく。
南の青春はずっと青く、色褪せない。
おわり
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