Audrey for you.
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翌日
この日は子どもの一歳記念に、写真館で写真を撮ることになっている。名前の両親がプレゼントしてくれたものだが、仕事の都合がつかず、南と三人で来ている。
受付を済ませ、事前に選んだ衣装を着せる。コーラルピンクのふわふわのドレスが、より愛らしさを引き出す。本当に大きくなったものだと、名前は改めて思った。
無事グズる事もなく撮影が終了し、子どもを抱っこしようとすると、店員が名前に声を掛けてきた。
「お母さま、少しこちらに宜しいですか?」
『あ、はい』
「ほな俺が見とくわ」
『うん。お願い』
子どもは当たり前のように南に抱っこされ、キャッキャと機嫌良く手を叩いている。側から見れば普通に父親と娘だ。店員さんだってきっとそう思っている。自分だけが、南の優しさを受け入れ切れていない。
なんで…?
こんなに愛してるのに…。
自分の弱さを潰すように、拳にギュッと力を込めた。
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