Turn into a weapon
NAME CHANGE
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家に着き、お目当てのお笑い番組を見始める。名前は腹を抱えて笑っていて、そっちを見ている方がよっぽど楽しかった。
『あー、面白かった!最高だね』
名前がミルクティーを飲もうと容器を持ち上げると、少し溢れてしまった。
『あ!ゴメン!ティッシュある?』
「あるある。動くなよ。服に着いたら大変だ」
俺はティッシュを取り、名前の手を拭いた。触れるとビクッと反応したのが分かり、顔を見ると恥ずかしそうに頬を染めている。
「…可愛すぎだっつーの」
俺は名前の髪を撫で、そっとキスをした。
すぐに口を離し、ジッと見つめ合う。
名前の目が何かを求めるようにうるうると震える。こんなの我慢できるはずが無くて、確認をする。
「なぁ……いいか?」
名前は黙ってコクリと頷いた。そしてさっきよりも深いキスをする。唾液を交換する音と吐息が漏れ出る。服の中に手を入れようとするが、大きめの服が撓んで触りにくい。
「…脱がせて良い?」
『んんっ……ハァ…ノブくん…あのね…?』
「ん?」
『私さ、恥ずかしいんだけど……お尻が大きいの…』
何を言い出すかと思えば、名前は恥ずかしそうに、でも真剣に言った。俺は拍子抜けして、動きを止めてしまう。
『高校生の時に友だちから、お尻大きいねって言われた事があってさ…。ずっとコンプレックスなの。だから見られる前に言っておこうと思って……』
「もしかして、それでいつもデカめの服着てたのか…?」
『だって……ノブくんに嫌われたく無かったから…』
俺は名前を抱き締めた。驚いたのか名前は『ひゃっ』と小さく悲鳴を上げ、俺にしがみ付いた。
「バーカ!そんなんで嫌う訳ねぇだろ」
『ホ、ホントに…?』
「…そんなに言うなら、確かめてやるよ」
俺はゆっくりと名前を押し倒し、再び唇を重ねた。
「隠す事はねーけど……俺にしか見せんなよっ」
数分後、コンプレックスどころか武器になり得るその身体に、度肝を抜かれることになるのだった。
おわり
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