受験生に息抜きを。
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それから名前は放課後になるまで、どうも様子がおかしかった。いつもなら休み時間はクラスの友だちと楽しそうにお喋りをするのに、今日は自分の席からほとんど動いていない。授業中も何だか落ち着きが無くて、集中出来ていないようだった。
放課後は自習室で一緒に勉強することになっている。授業が終わり、俺は名前に声を掛けた。
「名前、今日は分かりやすい古典の参考書持ってきたんだ。自習室、行こうか」
いつも通り声を掛けると、名前は今にも泣きそうな顔をしていた。これはやっぱり只事では無いと思い、俺は名前の手を引き、急いで自習室に向かった。
自習室はよく利用するが、人はほとんど来ない。俺は名前を座らせ、手を握ったまま話を聞くことにした。
「どうした?体調が悪い感じでは無いし…何かあったのか?」
顔を覗き込むようにして聞くと、名前は俯いたまま黙っている。
もしかして、別れたい…とかじゃないよな…?
え、俺何かしたか…?
昨日はあんなに楽しそうにしていたのに…。
もしかして他に好きな人が出来た?
受験勉強に集中したい?
何だ?分からない…別れるなんて絶対嫌だ…!
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