前編
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
〝夏のビアガーデンメンバーで新年会をしよう!〟
そんなメールが回ってきて、私の心臓は痛いくらいにドキドキしていた。
あの日、正直合コン状態になっていて戸惑ったけれど、隣りに座った人が面白くて久しぶりにお腹を抱えて笑った。
その後、その人とホテルに行った。
理由は、誘われたから。
見知らぬ人に身体を許す事なんて一度も無かった。でもこの人なら…なんて思考になったのは初めてで、会って間も無い女をホテルに誘う男が一体どんなセックスをするのか興味があった。その時の私は、スリルを味わうくらいの気持ちで着いて行った。
してみた感想は一言で言うと、凄かった。
あんなに優しく、甘く、とろけるような時間を過ごしたのは初めてで、今まで付き合った人にさえ、あんな風に触れられた事は無かった。
だから一回した後でもまだおさまらない彼のを見て嬉しかった。
彼が私に欲情している。
気付けば自然と口に含んでいて、精液を口で受け止めたのも初めてだった。
正直、味なんてよく分からなくて、甘い気持ちに浸っていた私は〝蜂蜜みたいな味〟なんて言ってしまった。
連絡先は交換しなかった。
一夜限りとはそういうものだと思ったから。
でもその後、あの夜が忘れられなくなった。セックスが良かったからなのか、彼に特別な気持ちを抱いているからなのか、自分でもよく分からない。
もう一度会って、確かめたい。
そう思い、私は飲み会に参加すると返事をした。
.