南さんちのクリスマス
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翌朝
いつものように南と長女が最後に起きて来て、眠そうな声で南が「おはよーさん」と言った。いつもより少し低めの声に子どもたちは一斉に反応する。
「あれ…今のって…」
「さんた!」
長女の言葉に南は思わず声を飲んだ。サンタの格好をしている時は、少し声を低めに出していたのだ。
「えっ…おとうちゃんって…サンタなん…?」
次男が南に羨望の眼差しを向ける。何も言えずに焦る南を見て、名前はまた吹き出しそうになる。
『ほらほら、早よ食べてよ?今日はツリー閉まって年末の買い物行くで〜』
「えー、ツリーはそのままがええ〜」
「やった!手袋してってええ?」
「つくだに!!」
どうやら上手く子どもたちの気を逸らす事ができたようだ。
『あ、お皿足りひんな。取ってくるわ』
そう言って立ち上がり背を向けた名前の髪の毛は、昨晩、南から贈られたヘアゴムで括られていた。
南家のクリスマスは、いつも以上に幸せと愛に満ちていた。
Mommy kissing Santa Claus last night.
おわり
Merry Christmas !!
2020.12.25 ぱこ
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