南さんちのクリスマス
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その夜
子どもたちはよっぽど気に入ったのか、それぞれ枕元に手袋を置いて寝ていた。その様子を南と名前は少し眺めた後、静かに部屋のドアを閉めてリビングに向かった。
「今回はえらい気に入っとるな」
『嬉しかったんちゃう?それより烈、もうホンマ笑かさんといて!何やねん、あの発音』
「普通に言うたら俺やってバレると思ってん」
二人は冷蔵庫から缶ビールを取り、ソファに並んで座る。プシュッと良い音が響き、優しく乾杯をして喉を潤す。
すると南が小さな袋を取り出し、名前に差し出した。
「ん」
『え…何…?』
「ええから。ほれ」
袋を開けてみると、中には花を模した大きめのモチーフがついたヘアゴムが入っていた。
『えぇぇぇ!めっちゃええやん!これ、烈が選んだん?』
「まぁ、一応…」
本当は岸本に色々と言われて買ったのだが、この場は黙っておく事にした。
『嬉しい…。ありがとうな。どないしよ。私、何も用意してへん…』
「ええって。ちょっとしたモンやし」
『それじゃ気が済まんわ。あ、そうや。ちょっと目閉じてや』
何か思い付いたのか名前は嬉しそうに言い、南は黙って目を閉じた。
すると、名前は南の耳にチュッとキスをし、そのまま耳元で囁いた。
『来年もオモロいクリスマスにしよな』
言い終わると、南は名前をそのまま押し倒し、優しく甘いキスを唇に落とす。
「ホンマ、お前とおんのオモロいわ」
二人がいつもよりロマンチックで情熱的な夜を過ごした事は言うまでもない。
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