藤真side
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『お疲れ様。すぐご飯食べられるから座って?』
「その前にちょっといいか?」
キッチンに向かおうとする名前を引き止めた。名前は促すと何も言わずソファに座る。そして、ずっと会いたかった目の前の愛おしい存在を抱き締めずにはいられなくなった。腕を引いて抱き寄せ、思わず胸元に顔を埋める。服を着ているとあまり分からないが、見かけ以上に大きくて柔らかいこの膨らみが堪らなく恋しかった。
『…今日は甘えんぼさんなの?』
甘い声が頭上から降ってくる。ベッドの中で聞く声に似ている。
「うん…疲れた」
『大変だったね。偉い、偉い』
名前の柔らかい手が俺の頭を優しく撫でる。心地良過ぎて一生こうしていたいくらいだ。
「…すげー会いたかった」
自分から自然に出てきた声は何だか情け無くて、でも名前にはこんな俺を見せても恥ずかしくない。そんな事以上に今包まれているぬくもりをずっと欲してしたからだ。
嗚呼…名前のにおいがする…。
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