déjà vu
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昼食時、南龍生堂の電話が鳴る。
「何やねん。せっかく飯やのに…」
ブツブツ言いながら、南は電話に出た。
「はい、南龍生堂です。…あ?何やお前か」
どうやら客からではないらしい。名前には何となく相手が誰か分かった。
「おう。分かった。ほな、また」
電話を切り、南は食卓に戻ってきた。何だかホワホワとしていて、名前は不思議そうに尋ねる。
『電話、ええ話やったん?』
「ん?あぁ。何で分かったん?」
『烈が嬉しそうやから』
南は自分はあまり顔に出ないタイプだと思っていたため、少し意外だった。しかし、自分も名前が機嫌が良い時は何となく分かる気がする為、それと同じか、と納得できた。
「岸本が、結婚すんねんて」
南が言うと、名前は一瞬キョトンとした後、パァーッと光がさすように表情が明るくなった。
『えっ…!嘘?!ホンマに?!そっかぁ〜…おめでたいなぁ』
「ほんで、近いうちに嫁さん紹介しに来るそうや」
名前が少し大きめの声を出したからか、昼食のうどんに夢中だった長女がビクッとして2人を見た。
「おめで…?……おたんじょーび?」
『お誕生日では無いけど、お父ちゃんのお友だちにおめでとうするんやで〜」
「えっ…!おともだち…?!」
長女の中で〝おともだち〟とは、子ども番組に出てくる着ぐるみたちを指す。
「おめでとう、する!!」
妙に張り切る長女の意図を、2人は知らない。
昼食を済ませ、長女が昼寝をしている時、2人は少し話をした。
『岸本くんが結婚かぁ…何や感慨深いなぁ…』
「…そういえば、俺らが付き合うって岸本に言うた時も同じような事言っとったな」
『え、そうやったっけ?』
「そうやって。確か──」
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