金曜日のルーティーン
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
金曜日は真っ直ぐ帰る。
お互い、土曜日は休日だから。
土曜日は予定が無い限り、早起きが要らない。
だから夜遅くまで起きていても、セックスをしてヘトヘトになっても構わない日だ。
今日は金曜日で、私たちは今、事を済ませ一緒にお風呂に入っている。
牧さんは身体が大きいから、向かい合って湯船に浸かるのはなかなか難しい。だから、牧さんの膝の間に座り、背中を預ける体制がお決まりだ。
「寒くなってきたから、風呂に浸かるのが気持ち良いな」
『そうだね。明日、入浴剤買いに行きたいな』
振り返って言うと、牧さんは嬉しそうに頷く。
『牧さん…』
「ん?どうした?」
『何でここにホクロがあるんですか…?』
左目の下に黒い点がポツン、と印象的で彼の魅力をより引き立てている。
「何でだろうな。生まれた時からあったからなぁ」
『…もし、もしだよ?突然、世界の終わりがやってきて離れ離れになっちゃってもさ…このホクロが目印になるよね』
牧さんのホクロに指を這わせながら、言ってみる。チャプンと水の重力に敵わない音が弧を描いて広がってゆく。
.
1/3ページ