お母さんのいない夜
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そんな訳で今日はその結婚式の日であり、名前はまさに今、出掛けようとしている所なのである。
『ご飯はタイマーしたし、お汁とおかずも作ったから温めて食べてな。パジャマも出したやろ…あとは…』
「もうええ、もうええ。大丈夫やって。早よ行かな遅れんで」
南が玄関で名前を急かしていると、子どもたちもバタバタと走ってやって来た。
「おかあさん、大丈夫やで。僕、ちゃんと二人の面倒見るから」
長男は少し寂しそうに母を見上げた。
「やった!!今日、おとうちゃんとずっと一緒におれる!!」
おとうちゃん大好きな次男は、寝るまで南と過ごせることを喜んでいる。
「おるすばん!!できる!!」
長女は何故か留守番することを張り切っている。
それぞれの様子を見て、何とかなるか…と、名前は少し安心した。
『ほな、行ってきます。皆、ええ子にしとるんやで』
「はぁい」 「うん!」 「あいっ!」
3人は揃ってそれぞれらしく、返事をした。最後に南と目を合わせ微笑むと、南はコクリと小さく頷いた。
南家、お留守の夜が始まる。
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