所謂、ギャップというやつ
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そして、日曜日
約束の時間に駅に着くと、藤真はもう既に来ていた。
『藤真!』
「おー」
『…ボーダー被っちゃったね』
藤真も私も色は違うけれどボーダー柄のトップスを着ていた。藤真の私服を見たことが無く、勝手に無地のシャツを着て来るだろうと思い、ボーダーにしたが見事に被ってしまった。
「良いだろ別に。ほら、さっさと行くぞ」
藤真はプイッと顔を背け、歩き出した。もしかして照れてる…?
『藤真ってカフェとかよく行くの?』
「いや、全然。どっちかっつーと、女ばっかで苦手」
『そ、そうなの?じゃあ何で今日は…?』
「……何でだろうな」
藤真は私の鼻をギュッと掴み、スタスタと先を歩いた。
『痛っ…!な、何よもう…訳分かんない』
「置いてくぞー」
『待ってよ、もう!』
カフェまでの道中もずっとこんな調子だった。
.