今晩、いかがですか?
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烈の腕の中は私の特等席で、一番安心できる場所だ。喉仏がくっきり分かる首筋に鼻を擦りつける。烈のにおい…高校生の時からずっと嗅いできた、落ち着く世界だった。
『なぁ、何や今日激しかったなぁ』
「……皿洗っとる後ろ姿見ると…コーヒー半分で止めてまうねん…」
『へ?』
「あそこに立つと、ケツがエロく見える」
やっぱり、お尻が好きなんだ…。私は思わず笑ってしまう。
『そないお尻ばっか見るんやったら、私からお誘いの合図出す時はお尻を使わなアカンなぁ』
「どんなんするん?」
『考えとくわ』
数日後、お皿を洗いながらエプロンの紐を結び直していると、烈がコーヒーを取りに来た。
「今のん、合図か?」
『え?今のんて?』
「…いや、別に」
烈はコーヒーをマグカップに注いだ。
『……もっと…入れたら?』
「おー」
二人の口元は緩む。
今日も愛に満ちた夜が、私たちを待っている。
おわり
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