ずっと前から決まっていた物語
NAME CHANGE
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ホテルの部屋に入った途端、二人は何の合図も無しに再び舌を絡め合う。そしてもつれ合うようにベッドになだれ込み、ただひたすら求め合った。お互い乱雑に服を脱ぎ、南の舌は名前の首筋を這い、胸の突起を転がし、腰を伝ってゆく。そして指が秘部に吸い込まれ、舌は再び名前の口内にあった。
『ふっ…んぅ……っ……つよ…しぃ……』
「…ハァ……名前…」
名前が切なく、求めるような声で南を呼び、その全てを受け入れるように南が名前を呼ぶ。水音が深さを増していく。
名前が南にギュッとしがみ付いた途端、南の指を不規則に締め付け、腰がピクピクと動いた。達したことを悟った南は、より熱を増してゆく。抜いた指で突起を弾くとまた名前は反応する。
『……っ……もうっ…どこで覚えたん…こんなん…』
「俺にもあんねん、色々」
『何それ…ホンマ、可愛くない』
名前は恍惚の笑みを浮かべ、座る南の膝に乗った。そして頬に触れ、チュッと音を立ててキスを落とす。もう片方の手は南の熱を帯びた部分を上下に擦り始めた。若い熱と若い硬度が名前を惹きつける。
『凄……若いって素晴らしいなぁ…』
「……っ……くっ……」
名前の刺激の仕方があまりにも良い所を抑え、強すぎず、でも少し焦ったいような何とも言えない快感が南に降り注ぐ。先程の名前の言葉ではないが、どこで覚えてきたのだろうか。結婚式で隣りに立っていたあの男、もしかしたらそれ以前に付き合っていた男かもしれない。それでも、今名前にこんなにもいやらしい表情をさせているのは間違いなく自分であり、誘うような瞳にはあまり余裕のない自分が映っている。
(ホンマ、大人なんてなりたない…)
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