Another Story:また一つ
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
公園に着くともう人がちらほらと来ていて、皆思い思いにバスケを楽しんでいた。その光景を見て、実理もテンションが上がっているようだ。コートに入ると早速実理は持ってきたボールを弾ませる。軽くドリブルをしているだけなのに、上手いんだろうなというのがすぐに分かった。
『初めは私見てるから、思う存分楽しんで』
「おー!俺の華麗なプレイ見せたるわ!」
ニッと歯を見せて笑う顔が眩しい。冗談でも、またまたぁ!とは言えないくらい本当に上手くて綺麗でかっこ良かった。まさに華麗なプレイってやつだ。こんな姿なら何時間でも見ていられる気がした。
少しすると実理に手招きされ、私もコートに入った。
「名前もやってみるか?」
『うん!よーし、ドリブルから』
バスケなんて高校の体育以来だ。ボールの硬さと大きさに少し戸惑いながらも、見様見真似でボールを弾ませる。少しするとトントンとリズムの良い音が響き出した。
「お、なかなか上手いやんけ」
『そ、そうかな?何となくでしてるだけだよ』
ドリブルが安定してくると、今度はシュートの練習が始まった。実理に教えて貰いながらひたすらボールをリングに投げる。初めはボードに当たるだけだったけれど、教えてくれる通りにするとあっという間にリングに当たるようになっていた。
.