07:履きにくい黒の革靴
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「あー……仕事終わりの一杯は最高やな」
「おっさんか」
「まだおっさんちゃうわ」
「あ、そういえば名字さんは元気なん?あれから結構メッセージのやりとりして、色々聞いたわ。ホンマええ人やし可愛らしいし、好きやなぁ、私」
名字さんのことはずっと気になっていた。あの日は楽しく過ごして何とかやり過ごしたけれど、彼氏とはその後どうなったのだろう。特に揉めているような気配も無いし、上手くいっているのだろうか。クソ…考えないようにしていたのに、番長が名字さんの話をするから頭から離れなくなってしまった…。
「岸本くん…?」
「あ…俺もあれから会うてへんねん。まぁ彼氏もおるし、忙しいんやろ。あ、すんません!おかわり下さい!」
話題を変えよう。
そうだ、アホの土屋の話をしよう。今日だって誘ったのに、京都のライトアップ紅葉を見に行くと断られた。仕事終わりに京都までわざわざご苦労なこった。よし、この話を広げていこう。そう思い、口を開こうとした時、少しの差で先に南が声を出した。
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