若さと勢いを形に残す話
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『最後の〝完〟は、映画が始まる前によく見る岩に荒波がぶつかる感じの映像にしたいねんなぁ』
「ほんなら日本海の方に行かんとなぁ」
「おい、待て待て!色々オカシイやろ!そもそもプードルはどうすんねん!」
「それなら、ド●キで買うたぬいぐるみがあるから心配いらんよぉ」
「あの…俺が出てくるシーンの紫の光って…」
『加工するから大丈夫やで』
「南、お前も何か言うたれや!」
皆の視線が南に集まる。真剣な顔で脚本を見ていた。
「タイトルは〝繰り返される愛 〜道頓堀にて〜〟にした方がええんちゃうか…?」
『…それや!!』
「さっすが、南!分かっとるなぁ〜」
名前と土屋は南の方に近付き、キャッキャッと盛り上がっている。
「板倉、お前はどう思う?」
「…ええ話過ぎて…ちょっと……うっ…」
「……ハァ…」
結局、道頓堀での撮影許可が下りず、撮影は豊玉高校近くの河原で行った。一番難航したのは、ブル大佐が前髪をおとなしく着けていられなかったことだった。
おわり
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