下駄箱にコアラの親子
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──春
太陽からポカポカと音が聞こえてくるような、穏やかな朝だ。
「名前!おはよ~」
『花子、おはよ』
「どうしたん?何かぼーっとしてへん?」
『んー…何か…春ってえぇなぁと全身で感じてんねん』
「幸せやなぁ、アンタって」
花子は呆れていたれど、眠いような、安心するような、この何とも言えない心地良さに身を任せ、私たちは学校に向かった。
『ん?何か今日、人少なくない?』
「新入生は別校舎でオリエンテーションやねんて」
『ふーん……ん?』
「どうしたん?」
『内履きが無いねんけど…』
私はただ呆然と立ち尽くすしか無かった。
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