09:月
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そろそろ期末テストの結果が出る頃だ。今回は自分のことより、岸本くんのことが気になった。
あぁ、どうかインターハイに行けますように。
そう思いながら登校すると、掲示板に生徒が群がっていた。
結果が貼り出されたのか…と思いつつ、また何か言われるかもしれないと思った。放課後、あまり人がいない時に見よう…と掲示板を通り過ぎようとしたその時だった。
「お~い!番長!」
よく通る大きな声で、岸本くんが私を呼んだ。
『岸本くん、おはよ』
「おはよーさん!オレな、インターハイ行けるで!番長のおかげや!ホンマにありがとうな」
ニッと歯を出して笑う岸本くんを見て、私は心の底から嬉しくなった。
『岸本くん頑張ってたもんな。ホンマに良かったな』
しかし喜ぶのも束の間、ただでさえ存在感のある岸本くんが〝番長〟と呼ぶ人物とは…と周りの視線を強く感じた。
私がパッと俯くと、岸本くんはキョロキョロと周りを見渡し、察したらしい。
「何見とんねん。俺らが話してんのがそんなにオモロイか?」
大きな声で言うと、周りはサーッと引いていった。
『岸本くん、ごめんな。学校ではあんまり私に話しかけん方がええよ』
「何を言うてんねん。気にしすぎやって!ほっとけ、あんなん」
そう言って、私の肩をポンポンと叩いた。
(岸本くん、ホンマええ人やな)
.
あぁ、どうかインターハイに行けますように。
そう思いながら登校すると、掲示板に生徒が群がっていた。
結果が貼り出されたのか…と思いつつ、また何か言われるかもしれないと思った。放課後、あまり人がいない時に見よう…と掲示板を通り過ぎようとしたその時だった。
「お~い!番長!」
よく通る大きな声で、岸本くんが私を呼んだ。
『岸本くん、おはよ』
「おはよーさん!オレな、インターハイ行けるで!番長のおかげや!ホンマにありがとうな」
ニッと歯を出して笑う岸本くんを見て、私は心の底から嬉しくなった。
『岸本くん頑張ってたもんな。ホンマに良かったな』
しかし喜ぶのも束の間、ただでさえ存在感のある岸本くんが〝番長〟と呼ぶ人物とは…と周りの視線を強く感じた。
私がパッと俯くと、岸本くんはキョロキョロと周りを見渡し、察したらしい。
「何見とんねん。俺らが話してんのがそんなにオモロイか?」
大きな声で言うと、周りはサーッと引いていった。
『岸本くん、ごめんな。学校ではあんまり私に話しかけん方がええよ』
「何を言うてんねん。気にしすぎやって!ほっとけ、あんなん」
そう言って、私の肩をポンポンと叩いた。
(岸本くん、ホンマええ人やな)
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