12:ベタ
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あれから何日か過ぎた。
井矢見は、あの日から何事も無かったようにしていた。
南くんは心配していたけれど、私も変に態度に出さないようにしようと、心掛けていた。
そして今日はいよいよ、夏の模擬試験の日だ。さらに、理事長との面談の日でもある。インターハイと模擬試験が終わるタイミングが同じだったため、この日になった。
今日が終われば、特進科は1週間だけの夏休みが始まる。少しは南くんと過ごせるかな、と胸の高まりを周りに悟られないよう、私は試験に臨んだ。
教室には文字を書くペンの音、問題用紙をめくる音、セミの鳴き声がオーケストラみたいに前後左右から聞こえてきた。
実はこの感じが、結構好きだったりする。
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井矢見は、あの日から何事も無かったようにしていた。
南くんは心配していたけれど、私も変に態度に出さないようにしようと、心掛けていた。
そして今日はいよいよ、夏の模擬試験の日だ。さらに、理事長との面談の日でもある。インターハイと模擬試験が終わるタイミングが同じだったため、この日になった。
今日が終われば、特進科は1週間だけの夏休みが始まる。少しは南くんと過ごせるかな、と胸の高まりを周りに悟られないよう、私は試験に臨んだ。
教室には文字を書くペンの音、問題用紙をめくる音、セミの鳴き声がオーケストラみたいに前後左右から聞こえてきた。
実はこの感じが、結構好きだったりする。
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