前編
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あれから月日は過ぎて、気付けば大学四年生の冬を迎えていた。
何となく毎日通って講義を受け、バイトをしてお金を貯めた。人並みに就職活動を経て内定を貰えた。そして今日、セメスター末の試験を終え、最後の冬休みが始まった。
俺は決めていた。
卒業したら、名前に会いに行くと。
あと少し。
あと少しで、迎えに行ける。
待ち焦がれたその日のために、今日もバイト先へと脚を運ぶ。
やけに寒くて、鼻先まで冷える日だった。
.
1/3ページ