行き止まり(Dead!)
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櫻坂46のMVのエキストラとして撮影現場に今日は来ている。
信号機にセンターの子が立つんだっけ?
あんな高いところにアイドルが登るのか…すごいなぁ。
菅井「お願いします」
メンバーが現場入り始めた。みんなめちゃくちゃ可愛いな、なんて思っていたらもう始まるみたいだ。
スタッフ「ではそろそろ始めたいと思うので配置についてください!」
自分の場所に向かおうと振り返ったら誰かにぶつかってしまった。
「「すみません!」」
2人してハモった
やばい、アイドルの方じゃないか!
「すみません、大丈夫ですか?」
森田「いやwだいじょw大丈夫あっはw」
なぜか大爆笑
田村「大丈夫ですよ~、変にツボ入ってるだけやと思います」
メンバーさんが助けに来てくれた。
「すみません」
田村「あんま気にせんといてくださいね、ひかるそろそろ行かんと」
そう言ってすぐ自分の位置についた。
まだ笑ってるみたいで笑い声が響いている。
さっきのことがあって結構周りから視線を集めてしまった。
トントン、と後ろの人が肩をたたいてきた。
もうそろそろ始まるというのにどうしたんだろう?
増本「さっき森田さんとなに話してたんですか?」
まさかのメンバーだった。
増本「なに話してたんですか?」
すごい聞いてくる。
「特に話してないですよ」
増本「じゃあなんであんなに笑ってたんですか」
「いやわからないですね」
増本「じゃあなにし」
スタッフ「そこ!始まるから集中して!」
さっきより居心地悪くなってしまった…
集中しよう。そう思って一回顔を上げた。
森田さんは既に信号機の上に立っていた。
すごくかっこいい。
さっき笑っていたとは思えない雰囲気だ。
スタッフ「始めまーす 3、、2、、1」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スタッフ「以上となります。お疲れさまでした」
『お疲れさまでした』
スタッフの終わりの合図とともに片付けが始まった。
始まったとたんにまたあの子が話しかけてきた。
増本「さっき森田さんになにしたんですか?」
「え?」
増本「話してないなら何して笑わせたんですか?」
「ただぶつかっただけで…」
増本「じゃあd」
小林「しつこいって」
小林「すみません増本がしつこくしちゃって」
「いやいや大丈夫ですよ」
増本「大丈夫なら質問しますね」
小林「そういう意味じゃないって」
田村「さっきの人や、綺羅ちゃんにつかまったんですか」
「あはは…」
森田「怪我ありませんか?」
いつの間にかメンバー大集合。
さっきの子が心配そうに見てくる。
「どこも捻ってないので大丈夫ですよ、すみませんご心配おかけしてしまって」
森田「いやいや、こちらこそ」
増本「森田さんなんであんなに笑ってたんですか」
田村「確かに」
森田「急に、、えっと」
そう言いながらこっちを見てきた、うわ目でっか
小林「名前なんて言うんですか?」
「あっ田中です」
森田「田中さんとぶつかっちゃって何か面白くて笑いが止まらなくて」
増本「ぶつかる前?ぶつかった後どっちが面白かったですか?」
小林「理由聞けたしあっち行こうか。じゃあ田中さんお疲れさまでした」
田村「綺羅ちゃん行くよ。お疲れさまでした!」
増本「えなん」
森田さんも行くのかなと思ったがなにか言いたげな様子だ。
やっと口を開けたかと思うとスタッフが急に話しかけてきた。
スタッフ「森田さんさーさっきなんもないのに笑ってなかった?」
森田「…」
スタッフ「どうした?」
なんだこのスタッフ
「あー、自分が変な顔してたみたいで」
スタッフ「そういうことだったんだねw見た感じなんにも起きてないのに笑ってるから不思議でさぁ。
なにが面白くて馬鹿みたいに笑ってんだろうって思ったんだよねw」
「あはは」
スタッフ「それだけだから、じゃ、お疲れさん」
なんだったんだ、ほんとに
「森ヒッ」
森田さんからドロドロしたなにかが溢れているのを感じる
森田「私やっぱり笑いのツボおかしいんですかね」
急に病みスイッチが入ったかのようにどんどん暗くなっていく
森田「やっぱおかしいですよね」
森田「面白いことなんか起きてないのに馬鹿みたいに笑って…」
なんだ、、すごい、、汗がにじみ出てくる
「っいやぁ、そんなことないと思いますけどね」
森田「あっ…すみません急に愚痴っちゃって!」
急に元気です!みたいな笑顔で言ってきたが目に光がない
「えっと…ありのままの森田さんを見せてくれて嬉しかったですよ
なんか特別って感じですよね!」
森田「え?」
「あっすみません、気持ち悪かったですね」
森田さんは顔を伏せてしまった
やばいやってしまった!
なんかよくわからないことを口走ってしまった
変に声をかけずに 「これからも応援してます!」 とか言って帰ればよかった
そんな後悔をダラダラしていると突然顔を上げ
森田「私が特別…」
なんかブツブツつぶやいている
森田「あの!」
急に目の前まで迫ってきた
やばい子だと思っているけどあまりの可愛さに足が動かない
森田「友達になってくれませんか?」
「え?」
森田「いや、あの話し相手になって欲しいといいますか」
「いやいやメンバーがいるじゃないですか」
森田「田中さんじゃないとダメなんです」
「スタッフさんとk」
森田「最近うまくいかなくて嫌なことばっかり聞こえてきたり目にしたりしたんですよ。
この前なんかファンの方と話す機会があったんですけど、なんでセンターじゃないのとか、魅力ないよねとか。
みんなもそんなこと思ってるんだって考えだしたら、自分に良いところなんてなにもないって思ったんですよ。
どんどんそんな自分が嫌で嫌で嫌で!嫌になった!」
森田「でも田中さんは私を褒めてくれました」
「あ、あのぉ…ファンの皆さんだって森田さんの良いところ知ってますよ」
森田「ちがう!本当の私なんて誰も知らんばい!」
「…私も森田さんのこと知らないのですが」
私の声は届いていないのか息が荒くなっている
「えっと、森田さん」
森田「...なんですか?」
「森田さんカウンセリング受けた方がいいかと」
一般人の私には芸能界の大変さはわからないから
手遅れになる前に専門の人に受診した方がいい
「少しでも重荷をなくした方がいいんじゃないかと思いまして…」
森田「カウンセリング?カウンセリング…。そっか、田中さん私のカウンセラーになろうやあ」
森田「そうだよ、そうしたら一緒にいれるけん」
どろっとした目でこちらをみてくる
菅井「ひかるちゃーん、呼ばれてるよ~」
森田「はーい、じゃあ田中さんまた!」
さっきのはいったい何だったんだ?
無事解決でいい…のか?
あの子もあの子で色々と苦労してるんだな
頑張れよ~と心の中で応援
願わくば今後関わりませんように
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SMSが届きました
櫻イベント ②
田中様
先日の撮影ご協力いただきありがとうございました。
指定の口座に振り込みましたのでご確認ください。
なにか不具合がありましたらお問い合わせお願いいたします。
田中様
〇月〇日〇時にSeed & Flower合同会社にお越しいただきたいのですが
ご都合はいかがでしょうか。
信号機にセンターの子が立つんだっけ?
あんな高いところにアイドルが登るのか…すごいなぁ。
菅井「お願いします」
メンバーが現場入り始めた。みんなめちゃくちゃ可愛いな、なんて思っていたらもう始まるみたいだ。
スタッフ「ではそろそろ始めたいと思うので配置についてください!」
自分の場所に向かおうと振り返ったら誰かにぶつかってしまった。
「「すみません!」」
2人してハモった
やばい、アイドルの方じゃないか!
「すみません、大丈夫ですか?」
森田「いやwだいじょw大丈夫あっはw」
なぜか大爆笑
田村「大丈夫ですよ~、変にツボ入ってるだけやと思います」
メンバーさんが助けに来てくれた。
「すみません」
田村「あんま気にせんといてくださいね、ひかるそろそろ行かんと」
そう言ってすぐ自分の位置についた。
まだ笑ってるみたいで笑い声が響いている。
さっきのことがあって結構周りから視線を集めてしまった。
トントン、と後ろの人が肩をたたいてきた。
もうそろそろ始まるというのにどうしたんだろう?
増本「さっき森田さんとなに話してたんですか?」
まさかのメンバーだった。
増本「なに話してたんですか?」
すごい聞いてくる。
「特に話してないですよ」
増本「じゃあなんであんなに笑ってたんですか」
「いやわからないですね」
増本「じゃあなにし」
スタッフ「そこ!始まるから集中して!」
さっきより居心地悪くなってしまった…
集中しよう。そう思って一回顔を上げた。
森田さんは既に信号機の上に立っていた。
すごくかっこいい。
さっき笑っていたとは思えない雰囲気だ。
スタッフ「始めまーす 3、、2、、1」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スタッフ「以上となります。お疲れさまでした」
『お疲れさまでした』
スタッフの終わりの合図とともに片付けが始まった。
始まったとたんにまたあの子が話しかけてきた。
増本「さっき森田さんになにしたんですか?」
「え?」
増本「話してないなら何して笑わせたんですか?」
「ただぶつかっただけで…」
増本「じゃあd」
小林「しつこいって」
小林「すみません増本がしつこくしちゃって」
「いやいや大丈夫ですよ」
増本「大丈夫なら質問しますね」
小林「そういう意味じゃないって」
田村「さっきの人や、綺羅ちゃんにつかまったんですか」
「あはは…」
森田「怪我ありませんか?」
いつの間にかメンバー大集合。
さっきの子が心配そうに見てくる。
「どこも捻ってないので大丈夫ですよ、すみませんご心配おかけしてしまって」
森田「いやいや、こちらこそ」
増本「森田さんなんであんなに笑ってたんですか」
田村「確かに」
森田「急に、、えっと」
そう言いながらこっちを見てきた、うわ目でっか
小林「名前なんて言うんですか?」
「あっ田中です」
森田「田中さんとぶつかっちゃって何か面白くて笑いが止まらなくて」
増本「ぶつかる前?ぶつかった後どっちが面白かったですか?」
小林「理由聞けたしあっち行こうか。じゃあ田中さんお疲れさまでした」
田村「綺羅ちゃん行くよ。お疲れさまでした!」
増本「えなん」
森田さんも行くのかなと思ったがなにか言いたげな様子だ。
やっと口を開けたかと思うとスタッフが急に話しかけてきた。
スタッフ「森田さんさーさっきなんもないのに笑ってなかった?」
森田「…」
スタッフ「どうした?」
なんだこのスタッフ
「あー、自分が変な顔してたみたいで」
スタッフ「そういうことだったんだねw見た感じなんにも起きてないのに笑ってるから不思議でさぁ。
なにが面白くて馬鹿みたいに笑ってんだろうって思ったんだよねw」
「あはは」
スタッフ「それだけだから、じゃ、お疲れさん」
なんだったんだ、ほんとに
「森ヒッ」
森田さんからドロドロしたなにかが溢れているのを感じる
森田「私やっぱり笑いのツボおかしいんですかね」
急に病みスイッチが入ったかのようにどんどん暗くなっていく
森田「やっぱおかしいですよね」
森田「面白いことなんか起きてないのに馬鹿みたいに笑って…」
なんだ、、すごい、、汗がにじみ出てくる
「っいやぁ、そんなことないと思いますけどね」
森田「あっ…すみません急に愚痴っちゃって!」
急に元気です!みたいな笑顔で言ってきたが目に光がない
「えっと…ありのままの森田さんを見せてくれて嬉しかったですよ
なんか特別って感じですよね!」
森田「え?」
「あっすみません、気持ち悪かったですね」
森田さんは顔を伏せてしまった
やばいやってしまった!
なんかよくわからないことを口走ってしまった
変に声をかけずに 「これからも応援してます!」 とか言って帰ればよかった
そんな後悔をダラダラしていると突然顔を上げ
森田「私が特別…」
なんかブツブツつぶやいている
森田「あの!」
急に目の前まで迫ってきた
やばい子だと思っているけどあまりの可愛さに足が動かない
森田「友達になってくれませんか?」
「え?」
森田「いや、あの話し相手になって欲しいといいますか」
「いやいやメンバーがいるじゃないですか」
森田「田中さんじゃないとダメなんです」
「スタッフさんとk」
森田「最近うまくいかなくて嫌なことばっかり聞こえてきたり目にしたりしたんですよ。
この前なんかファンの方と話す機会があったんですけど、なんでセンターじゃないのとか、魅力ないよねとか。
みんなもそんなこと思ってるんだって考えだしたら、自分に良いところなんてなにもないって思ったんですよ。
どんどんそんな自分が嫌で嫌で嫌で!嫌になった!」
森田「でも田中さんは私を褒めてくれました」
「あ、あのぉ…ファンの皆さんだって森田さんの良いところ知ってますよ」
森田「ちがう!本当の私なんて誰も知らんばい!」
「…私も森田さんのこと知らないのですが」
私の声は届いていないのか息が荒くなっている
「えっと、森田さん」
森田「...なんですか?」
「森田さんカウンセリング受けた方がいいかと」
一般人の私には芸能界の大変さはわからないから
手遅れになる前に専門の人に受診した方がいい
「少しでも重荷をなくした方がいいんじゃないかと思いまして…」
森田「カウンセリング?カウンセリング…。そっか、田中さん私のカウンセラーになろうやあ」
森田「そうだよ、そうしたら一緒にいれるけん」
どろっとした目でこちらをみてくる
菅井「ひかるちゃーん、呼ばれてるよ~」
森田「はーい、じゃあ田中さんまた!」
さっきのはいったい何だったんだ?
無事解決でいい…のか?
あの子もあの子で色々と苦労してるんだな
頑張れよ~と心の中で応援
願わくば今後関わりませんように
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SMSが届きました
櫻イベント ②
田中様
先日の撮影ご協力いただきありがとうございました。
指定の口座に振り込みましたのでご確認ください。
なにか不具合がありましたらお問い合わせお願いいたします。
田中様
〇月〇日〇時にSeed & Flower合同会社にお越しいただきたいのですが
ご都合はいかがでしょうか。