フォルダー
名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ガタンゴトン
ガタンゴトン
暑い夏の車両は涼しい
たまに涼しいを通り越して寒い時もあるのはどうにかして欲しい
扉側を陣取っている私は
暑い日差しを受けながら外を黄昏ていた
笹野原駅ー笹野原駅ー
駅が停車すると同時に人の移動が始まった
ふと近くに立った気配を感じた
扉側って人が立ちやすいけどさ
わざわざ近くに来なくていいものを
と思い誰が立っているのか横目で確認してみる
そこにはニヤニヤしながらこちらを見る渡邉理佐がいた
目が合ったが私は無視して窓の外を眺め続けた
理佐「ちょっと」
理佐「挨拶ぐらいしなよ」
「おはよ」
理佐「おはよ」
今日は朝練がないはずだが早い時間帯に理佐が乗っている
「理佐こんな時間帯だったけ?」
理佐「今日は早く起きれたから軽くストレッチしとこうかなって」
理佐らしいっちゃ理佐らしいなと納得した
理佐「優は?」
「昨日走りこんでたじゃん?だから靴底ふいとこうかなって」
理佐「そんなことしなくても各自でやるよ」
「私が事前にやっておけばみんな練習に打ち込めるでしょ?」
理佐「そうだけどさ」
「本音は手入れがあるからといってさぼらせないようにするためなんだけどね」
理佐「www」
理佐「やっぱ優好きだなぁw」
理佐「そういえば保乃ちゃんから一緒に帰ったって聞いたよ」
「あっそうなの?」
理佐「帰ってる途中に会ったからさ、なんで反対方面にいるのーって」
「んーなんか一緒に帰りたかったぽいね」
理佐「今度私と一緒に帰ってよ」
「タイミング合えばね~」
田両駅ー田両駅ー
ぞろぞろと人が入ってきた
理佐をガードしてあげようと前に立ったら
理佐「優こっちおいでよ」
そう言って内側に入れてもらえた
「あちょまって」
背中を壁側にしてしまったことに後悔した
対面かつ近くで話すことは中々ないから
照れくさくなってしまった
理佐「優顔赤くない?」
「気のせいだって」
ひそひそ声でしゃべりかけてきた
大きな声出せないから耳元まで顔を近寄らされたせいで理佐の匂いが色濃くしてくる
「近いって」
理佐「しょうがないでしょ。そういうなら最初から反対向きで立ってればよかったじゃん」
「そ、そうだけど…」
理佐「なに?ドキドキしてんの?w」
「はっ」
からかいやがって
「当たり前じゃん、あのめちゃくちゃ可愛い渡邉理佐の顔がドアップでそこにあるんだもん」
「ドキドキするどころか好きになった」
ふざけモードではなく真顔で言いきれた
「あれ?理佐照れt」
突然理佐が抱き着いてきた
「なっ!」
理佐のほうが高いから
私の顔が理佐の首元に寄せられた
理佐「こんなので狼狽えるの?まだまだだな~」
「誰でも私みたいになるわ」
理佐「私の勝ちね」
「勝負してないし、てか離れてよ」
理佐「勝者に命令する気?」
中々離れない
「クンクン」
わざとらしく匂いを嗅げば一気に離れていった
「なんかにお」
理佐「しゃべるな」
手で口をふさがれてしまった
「モガモガ(冗談だって)」
理佐「…。」
最寄り駅に着くまでずっとこのままだった
ガタンゴトン
暑い夏の車両は涼しい
たまに涼しいを通り越して寒い時もあるのはどうにかして欲しい
扉側を陣取っている私は
暑い日差しを受けながら外を黄昏ていた
笹野原駅ー笹野原駅ー
駅が停車すると同時に人の移動が始まった
ふと近くに立った気配を感じた
扉側って人が立ちやすいけどさ
わざわざ近くに来なくていいものを
と思い誰が立っているのか横目で確認してみる
そこにはニヤニヤしながらこちらを見る渡邉理佐がいた
目が合ったが私は無視して窓の外を眺め続けた
理佐「ちょっと」
理佐「挨拶ぐらいしなよ」
「おはよ」
理佐「おはよ」
今日は朝練がないはずだが早い時間帯に理佐が乗っている
「理佐こんな時間帯だったけ?」
理佐「今日は早く起きれたから軽くストレッチしとこうかなって」
理佐らしいっちゃ理佐らしいなと納得した
理佐「優は?」
「昨日走りこんでたじゃん?だから靴底ふいとこうかなって」
理佐「そんなことしなくても各自でやるよ」
「私が事前にやっておけばみんな練習に打ち込めるでしょ?」
理佐「そうだけどさ」
「本音は手入れがあるからといってさぼらせないようにするためなんだけどね」
理佐「www」
理佐「やっぱ優好きだなぁw」
理佐「そういえば保乃ちゃんから一緒に帰ったって聞いたよ」
「あっそうなの?」
理佐「帰ってる途中に会ったからさ、なんで反対方面にいるのーって」
「んーなんか一緒に帰りたかったぽいね」
理佐「今度私と一緒に帰ってよ」
「タイミング合えばね~」
田両駅ー田両駅ー
ぞろぞろと人が入ってきた
理佐をガードしてあげようと前に立ったら
理佐「優こっちおいでよ」
そう言って内側に入れてもらえた
「あちょまって」
背中を壁側にしてしまったことに後悔した
対面かつ近くで話すことは中々ないから
照れくさくなってしまった
理佐「優顔赤くない?」
「気のせいだって」
ひそひそ声でしゃべりかけてきた
大きな声出せないから耳元まで顔を近寄らされたせいで理佐の匂いが色濃くしてくる
「近いって」
理佐「しょうがないでしょ。そういうなら最初から反対向きで立ってればよかったじゃん」
「そ、そうだけど…」
理佐「なに?ドキドキしてんの?w」
「はっ」
からかいやがって
「当たり前じゃん、あのめちゃくちゃ可愛い渡邉理佐の顔がドアップでそこにあるんだもん」
「ドキドキするどころか好きになった」
ふざけモードではなく真顔で言いきれた
「あれ?理佐照れt」
突然理佐が抱き着いてきた
「なっ!」
理佐のほうが高いから
私の顔が理佐の首元に寄せられた
理佐「こんなので狼狽えるの?まだまだだな~」
「誰でも私みたいになるわ」
理佐「私の勝ちね」
「勝負してないし、てか離れてよ」
理佐「勝者に命令する気?」
中々離れない
「クンクン」
わざとらしく匂いを嗅げば一気に離れていった
「なんかにお」
理佐「しゃべるな」
手で口をふさがれてしまった
「モガモガ(冗談だって)」
理佐「…。」
最寄り駅に着くまでずっとこのままだった